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* thread: 経営コンサルタント  * janre: ビジネス

* tag: プロフェッショナル 

* category: コンサルタント

プロフェッショナルとは vol.3. 

前回のブログでは、
彼のインタビュー方法についてアドバイスしたところ
プライドを傷つけられた彼は
この機会をプロフェッショナルとして一皮剥けるチャンスとしては
受け止められなかった様子を記しました。
今回はその続きをどうぞ。


彼はインタビューがあと二日予定されていた段階で、
わたしに黙って東京に戻ってしまいました。
ホテルのフロントにも何も伝言が残っていなかったため、
わたしには何が起きたのか見当がつきませんでした。
困ったわたしは所属グループのボスに連絡したところ、
昨夜、彼がボスに「もう彼(わたし)と一緒に働くことはできない」と連絡、
理由を聞いたボスが彼を昨夜のうちに帰京させ、
プロジェクトの別作業である資料精査に従事するよう指示したとのことでした。

状況を把握したわたしは、ひとりでインタビューを実施することとなりました。
何とも急な話ではありますが、
30分後からすでにインタビューが始まる予定ですから、それに全力を注ぐのみです。
腹を括って取り組みました。

翌々日、なんとかインタビューを終えて帰京した日、
ボスから彼を休養させたと聞きました。

ボスは彼から事情をヒアリングしたものの、彼の言い分に少し疑問を持ったようで
わたしに何があったのか、行為の意図が何だったのか説明を求めました。

わたしは、ファクト(事実)、自らの行為の目的、自分の意図したところを
適切に理解してもらえなかったコミュニケーションのあり方に関する自省
について報告したところ、

ボスには彼の方に問題があったことと、
本来プロジェクトに就く前に、ボス自らが協働(チームワークやコラボレーション)に関する
考え方や行動について、彼に適切なアドバイスができていなかったことを
謝らなければならない旨を伝えて頂きました。

たとえファーム中の期待が寄せられていた彼であっても、
「おかしいことはおかしい、正しいことは正しい」とするご判断であり
プロフェッショナル組織の価値判断基準として非常に納得できるものでした。

その後、未熟なわたしがプロジェクトのほぼすべてをカバーすることになりました。
本来スタッフ二人で計画したプロジェクトを一人で担当するのですから
相当ハードな日々になることが容易に想像できました。
ただ、不幸中の幸いでインタビューからの意見は収集済でしたし、
定められた最終報告会までに課題解決方針をまとめることに集中することができました。

ここからが産みの苦しみであり、コンサルタントの醍醐味である課題解決方針の策定です。
これまでインプットした知見をアウトプットに結実させるこのフェーズが
プロフェッショナルコンサルタントの腕の見せ所であり
クライアント様の期待を上回る成果を収めるために全力を注ぎこみます。

ところが、未熟者なりに気合を入れて考案した解決方針案は
プロマネのレビューを一向にクリアすることができませんでした。
案を提示する度プロマネに却下されます。

例えば、、、
ドキュメントを見るなり突き返される
このペーパーが存在する意味はないとして破棄 などなど
レビューさえまともに受けられないことから始まって、
やっとなんとかレビューして頂けるようになったと思えばダメ出しの雨あられです。

 ・何を伝えたいのか、メッセージが不明瞭
 ・そもそもWBS策定時点からすでにMECEになっていない
 ・課題解決方針が具備すべき要件に不備が存在
 ・仮説の根拠となるファクト(事実)は何か
 ・論理の飛躍、もしくは破綻
 ・この解決方針で課題が解決されると考えた根拠は何か
 ・仮説検証が不十分で仮説が仮説たりえていない
      ・
      ・
      ・
ことほど左様に品質改善を強く強く要求されることの繰り返しでした。

プロマネのレビューをクリアすることは
クライアントの期待成果水準を上回ることにつながります。
プロマネは毎朝4時に起床して自己学習や専門書を執筆しているのですが
わたしは4時までに解決方針を再考してレビューを依頼し、
6時にフィードバックを得て再び品質改善を試みる毎日が続きました。
睡眠時間は長くて2時間です。

大袈裟ではなく、考えに考えて幾夜も眠れなくなり、
夢の中でまで解決策を検討するようになるまで考え抜いて
一歩ずつプロマネレビューをクリアしていきました。

体重はみるみる減り、周囲のメンバーからは気遣いの言葉をかけてもらいましたが、
ここがプロフェッショナルコンサルタントになれるかどうかの正念場だと考えて踏ん張りました。
知的格闘は本当に大変でしたが、
プロフェッショナルコンサルタントになるにはこの修羅場が不可欠であり
修羅場をひとつでも多く経験することだけが、
より高次のコンサルタントになる唯一の方法だと考えます。

そんな毎日を過ごしているうち、約3週間の休養を経て彼が職場復帰してきました。
そして彼は「責任を全うするため、プロジェクトに復帰したい」とボスに申し出ました。
それを受け入れたボスは、彼を再びわたしとのプロジェクトにアサインしました。

今度はボスも彼にいろいろと言い含めて頂いたうえでのご判断と伺ったので、
わたしも自ら反省すべき点を反省し、
彼との新たな協働の仕方を慎重に考えて取り組むことにしました。

しかし、彼の態度に変化はありませんでした。
そして、それが再び混乱を引き起こすことになったのです。



<つづく>
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